人って
喜怒哀楽を経験するために
生まれてくると
聞いたことがあります
お休みの日
会社に復帰することを
断念した同僚のお見舞いに
希望を失っているらしいと
聞いていたけれど
それでも
こっちは大切に思ってるよと
気持ちは届かないかもしれない
それでも
伝えるだけ伝えようと
勝手に決めました
痩せたそうなので
季節の美味しいものを
選んでみました
朝ラインしたら
病院で治療との返事
夕方行ってきました
付き添っていたのか
家族全員揃っていました
同僚が
玄関に出てきてくれました
ここ数か月
家と病院だけの生活で
家族や先生、看護師さんとしか
話していなかったのか
私を見た瞬間
驚きつつ
久しぶりの「職場感」を
思い出したようで
顔つきがパアッと変わり
嬉しかったのだけど
やせ細った同僚に
寂しさや懐かしさがこみ上げて
私が泣いてしまいました
同僚も
泣いてしまいました
元気づけないといけないのに
泣かせてどうする
お互い言葉にならない言葉を
交わすうち
コロナで距離を保たないといけないのに
握手してしまいました
我慢できなかったよな
最後に
「またね」と言ったけれど
「またね」は本当に来るか
分からない
それでも
「またね」と言って
帰ってきました
家に着いたら
皆の応援の気持ちを支えに
がんばります
ってラインがきてました
笑ったり
泣いたり
悲しんだり
怒ったり(コロナにね)
今日１日で
気持ちはグルグルしましたけど
生きるって
こういうことなんじゃないかと
同僚のおかげで
色々思うところがあって
これから残りの私の人生
自分もどうしていきたいか
真剣に考えようと
思いました
同僚は
素敵な家族に囲まれていました
彼女自身がつくってきた家族に
大切にされて
とっても幸せそうでした
読んでいただきありがとうございます<(_ _)>
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